秋田へ行くなら「なまはげ」は見よう!
2017.05.23

赤い車のイラスト秋田まで行くのなら、本物のなまはげを見たいものです。テレビと違って、目の前で見るなまはげの迫力は、すごいだろうと思います。しかし、一般のお祭りのように、街を練り歩いたり、舞台で舞ったりするのと違い、個人の家の座敷などで行われるので、見物は難しいようです。
もともと、1月15日の小正月に行われていた行事だそうですが、現在では、12月31日の大晦日に行われます。大晦日の行事というのも、見学をさらに難しくしています。
行事は、大晦日の夜、各集落ごとに、村人が、集落に伝わるなまはげのお面をかぶり、ケラミノやハバキを着ます。手には大きな出刃包丁を持ち、まず、お寺や神社にお参をりします。そこで、お祓いを受け、ウオーウオーと声を上げながら、人間からなまはげに変わって、集落の中へ散って行くと、なまはげ行事が始まります。
しかし、なまはげは、いきなり入るのではなく、先立ちと呼ばれる若者が「おばんです。なまはげ来たすども~」と案内を請い、家主が「よく来てけだな~」と迎えて、初めてなまはげの登場となります。家に入る前、7回、四股を踏み「泣く子はいねが」「悪い子はいねが」「怠け者はいねが」「親の面倒見悪い嫁いねが」と、襖や板戸をドンドンたたきながら、家中を歩き回り、開け放っていきます。なまはげの由来が、火にあたって暖を取ってばかりいるとできるなまけ者の象徴である「ナモミ」を「剥ぐ」という所からきているように、怠け心を追い出し、来る年の豊作と無病息災を願う神事なのです。
やがて、酒を進められ5回、四股を踏んで席に着き、家主と米の出来高などを話題にしながら、怠け者など一人もいないことをいい含めて、山に帰します。席を立つ時も、三回、四股を踏みます。七五三の厄を払うのでしょうか。
 こうした流れをより本物に近い形で見るなら、男鹿市の磯乃屋旅館がお勧めです。大晦日の夜に宿泊することで、なまはげに会えます。秋田でレンタカーを借り、観光気分で旅館を訪ね、夜を待つと、まさに本物のなまはげが登場し、旅館の家主との掛け合いもあります。もちろん、宿泊客にも、なまはげは容赦なく襲いかかります。迫力満点です。
 昼間だったら、なまはげ館と隣接の真山伝承館で、行事の歴史や集落毎に違うお面や所作などを学べます。また,真山伝承館では、より本物に近いなまはげ体験ができます。
毎年2月の第二金曜日、土曜日、日曜日に、神事の紫灯祭と民族行事のなまはげとが一緒になった「紫灯まつり」がおこなわれ、紫灯の灯りの下、各集落のなまはげが一同に集まり、力強い群舞を見せるまつりがあります。大晦日は出かけにくくても2月なら出かけやすいのでは。気軽にレンタカーを秋田で借りて、見物に行きましょう。

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